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25年の歴史に幕を閉じる特急〈スーパーあずさ〉でおなじみのJR東日本「E351系」

2018.03.11

■E351系フォーエヴァー

鉄道にとって、高速道路と高速バスは永遠のライバル。

特急〈スーパーあずさ15号〉松本行きは、勝沼ぶどう郷を通過すると集落が見え、下り坂を走行。八王子から58分(平日は57分)で甲府に到着した。八王子―甲府間の平均速度は89.7km/h(平日は91.3 km/h)で、特急の貫録を示す。ここで降りる乗客が多く、以降、停まるごとに空席が目立つようになる。

中央本線の車窓から眺める富士山。

甲府を発車し、韮崎を通過すると登り坂を力強く走る。進行方向左側の席から後方の車窓を眺めると、富士山の御尊顔を拝す。上り列車なら進行方向右側の席に坐るとラクな姿勢で見られるので、乗車の際はオススメしたい。

E351系は老朽化しているとは思えないほど、力強い走りを披露。塩尻から篠ノ井線へ入ると、南松本付近の公園で子供たちがE351系に手を振る。まるで長年の労をねぎらっているかのよう。

終点松本に到着し、新旧の特急〈スーパーあずさ〉が肩を並べる。

14時38分、定刻より3分遅れで終点松本4番線に到着。表定速度(停車時間を含めた平均速度)は85.4 km/h。首都圏側の速度制限、曲線や勾配の多さに加え、一部区間単線、冬季の長野県松本市などでは氷点下に冷え込むほどの寒さという厳しい環境の中、この数字は立派である。E351系の健闘をたたえたい。

今や松本でしか見られないE351系貫通形先頭車。

到着後、基本編成と付属編成の切り離し作業が行なわれ、回送として隣接の松本車両センターへ入庫。基本編成の回送が先に発車すると、双方から“E351系もうひとつの顔”が姿を現し、レールファンらは夢中でシャッターを切っていた。

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