iPhone用は画面サイズが狭くなるので楽曲データ表示とプレイリストを切り換える画面表示となる。ちょっとゴチャゴチャして見にくい。
使い方が分からなくなったらマニュアルが表示できるという便利機能付き。
こちらは『Soundgenic』の設定画面。初期設定のままで問題ない。さらにマニアックな設定を変更できる。
■Impression
「fidata Music App」を起動したら、左下のサーバー設定でRAHF-S1を選択。次に右下のレンダラー選択で同じくRAHF-S1を選択する。これでアプリからの楽曲の選択、再生、プレイリスト作りができるようになった。USB/DACにはリファレンスのResonessence Labs『INVICTA MIRUS』を使用してUSB 3.0/2.0端子に接続している。「e-onkyo music」からの購入曲自動ダウンロード機能とCDリッピング機能も使えるようになる。対応USB/DACの一覧をWebサイトから見られるが、接続できない方がレアケースだと思う。
手嶌葵「明日への手紙(ドラマバージョン)」(96kHz/24bit)を再生すると粒立ちがよく、音像定位のいい音だ。音色はややドライで、細かい音は省略されてスッキリした感じ、低域は弱まる。これに対してMac mini+Audirvana Plus3の馬合は、ボーカルに透明感があって、S/N感が良く、情報量が多くニュアンスが再現された。
それではQNAPのNAS+RaspberryPie3+moOde Playerの音はどうだろう。こちらはウォームな音色でボーカルはなめらか、S/N感はやや悪い。佐山雅弘トリオ『メモリーズ・オブ・ビル・エヴァンス/マイ・ファニー・バレンタイン』(96kHz/24bit)では、エッジが丸くなる傾向があり、ハイハットの鋭さが減退する。『Soundgenic』の方が鋭い音を聴かせてくれるが、S/N感が悪くザラザラした音だ。