ジムに通い、ダイエットに励んでいても、なかなかぽっこりおなかが解消しない…それは、もしかすると「おなかの円柱が抜けたまま生活している」せいかもしれない。
ここでいう「おなかの円柱が抜ける」とは、日常の動作において手と足ばかりを使い、体幹部を使うことがおろそかになっている状態を指す。これだと、腹圧が下がって内臓が垂れ下がり、おなかまわりに脂肪がつきやすくなるだけでなく、猫背になって老けて見えるなど、いろいろな問題が出てくる。
そこで、「おなかに円柱を入れる」(体幹部に円柱をイメージする)ことで、ぽっこりおなかと猫背を解消するメソッドを提唱しているのが、元格闘家で体脂肪コントロール教室「ファットオフ」を運営する佐々木豊さん。監修を担当した書籍『0秒で理想体形メソッド』(主婦の友社)には、このメソッドについて詳しい解説がなされている。
今回の記事は、本書より基本中の基本となる「呼吸法で円柱の位置を確認」し、「実際に円柱を入れてみる」方法を紹介したい。
Step 1:呼吸法で円柱の位置を確認
・両足を軽く開いてリラックスして立ち、息をたくさん吸い込んで上に伸びる。
・口から息を吐きながら、少し前かがみになってもいいのでゆっくり下腹部をへこませてゆく。このとき片手をおなかに軽く添えて、おなかがへこんでいることを確認する。このへこんだ部分が円柱を入れる場所になる。