「タッチでGo!新幹線」の対象となる交通系ICカードは、SuicaやPASMOに加えて、Kitaca、TOICA、manaca、ICOCA、PiTaPa、SUGOCA、nimoca、はやかけんなど全国10種類のカードが使えるのだが、初回利用の前に券売機などで利用開始登録の手続きが必要となる。特に費用はかからないが、ICカードを首都圏のSuicaエリア内に設置されている自動券売機・チャージ専用機・多機能券売機で登録することで、新幹線に乗ることができる。スマートフォンやガラケーの「モバイルSuica」やiPhoneのApplePayの「Suica」などの場合には、主要駅に設置されているチャージ専用機でのみ利用登録が可能となる、どちらの場合も画面上に「タッチでGO!新幹線」をタッチすることで利用開始登録の画面となる。利用開始登録も4月1日から開始される。
「タッチでGo!新幹線」の利用には、最初に主要駅にある自動券売機・チャージ専用機・多機能券売機で登録が必要
仙台、盛岡、越後湯沢、新潟、軽井沢、長野などへ新幹線自由席で行く際に使えればもっと便利という声も早速聞かれるが、当面は近距離区間のみに限定される。とはいえ、このサービスが始まることで、より気軽に新幹線に乗れるようになり、短い距離での新幹線利用が増える可能性が高いだろう。急に新幹線に乗ることがあるかもしれないので、4月1日以降、まずは券売機での利用開始登録をすることをおすすめしたい。
取材・文/鳥海高太朗
航空・旅行アナリスト、帝京大学航空宇宙工学科非常勤講師