4月からJR東日本の新幹線近距離区間はSuicaやPASMOで乗れるようになるって知ってた？

対象となるエリアは、東北新幹線では東京～那須塩原、上越新幹線では東京～上毛高原、北陸新幹線では東京～安中榛名までの新幹線停車駅相互間が対象となる。発車間際で急いで新幹線に乗りたい時も、そのまま新幹線の改札口を通過することができる。特に小山・宇都宮・熊谷・本庄早稲田・高崎の各駅へ新幹線を頻繁に利用する人も多く、在来線感覚で新幹線を利用できるのは利用者にとっては便利になることは間違いないだろう。現状、在来線利用であればSuicaでそのまま乗車できるが、新幹線利用であれば乗車券部分もSuicaのチャージから引くことができず、スマートフォンやガラケーで電車に乗れる「モバイルSuica」を持っている人限定で「モバイルSuica特急券」が利用できるが、プラスチックカード型のSuicaやPASMOを使っている人が圧倒的に多いのが実情となっている。

モバイルSuicaでは、「モバイルSuica特急券」と「タッチでGo！新幹線」の両方が使える

「タッチでGo！新幹線」は、運賃と新幹線自由席特急券の料金がセットになった値段で精算される。区間によっては「きっぷ＋自由席特急券」と比べて最大240円が割引されるので利用しない手はない。降車駅で残高不足にならないように気をつけよう（残高不足の場合は降車駅でのチャージが可能）。東京駅からの料金は以下の通りとなる。他の駅から新幹線乗車駅および降車駅からの在来線は別料金となる。例えば、新橋から東京駅乗り換えで新幹線に乗る場合は、新橋～東京間の133円（交通系ICカード利用の場合）が別途必要となる。

■「タッチでGO！新幹線」（東京駅発着）
上野駅　920円（100円割引）
大宮駅　1540円（80円割引）
小山駅　3500円（40円割引）
宇都宮駅　4210円（200円割引）
那須塩原駅　5150円（240円割引）
熊谷駅　3190円（割引なし）
本庄早稲田駅　3500円（40円割引）
高崎駅　4210円（200円割引）
上毛高原駅　5150円（240円割引）
安中榛名駅　4530円（210円割引）

東京～宇都宮は切符で買うよりも200円安い4210円で乗れる