■アラウンドビューモニター付きで運転の不安も和らぐ
バンコンのベース車両は、長らくハイエースが覇権を握っている。これに待ったを掛けているのが、自動ブレーキとアラウンドビューモニター付きのNV350キャラバン。ビークルはハイエースベースのバンコンもラインナップしているが、会場ではあえてキャラバンベースのリブロをプッシュ。運転のしやすさをアピールしていた。
ベースとなっているキャラバン スーパーロングは5080mm。それまでコンパクトカーしか運転していなかった人にとって、5000mmを超える車両の運転にはとまどいを感じるものだ。「バンコンは日常的に使える」とうたわれているが、実際には「大きいクルマの運転は怖いからパパにまかせる」と公言するママは多い。アラウンドビューモニター付き、なおかつ標準幅(1880mm)なら、運転の不安を和らげてくれるため、夫婦交代で運転することが現実的なものになる。
2017年夏にマイナーチェンジし、アラウンドビューモニターを設定したNV350キャラバン。DXベースとキャンパー特装車ベースがあり、412万3000円+税〜。展示車両はスーパーロング特装車ベースで449万3000円+税。
【問】ビークル http://vehicleweb.co.jp
コの字型ダイネットのゆったりとした作り。二段ベッド標準装備で就寝人数は5名だ。家族でのキャンプにいいサイズ。
キャラバンと言えば、日産がビルダー向けベース車両として開発してきたグランピングカーが2018年秋にも発売されるという。
2017年のジャパンキャンピングカーショーで発表したリチウムイオンバッテリー搭載のグランピングカー。満充電(充電時間は6時間)で2〜3泊、家電を使えるというからスゴイ。展示車両では、コの字型ダイネットにリチウムイオンバッテリーを設置していた。どのビルダーがどのように架装するのか楽しみ。
リチウムイオンの出力は2系統で、短時間に多くの電力を使うレンジやIHは、連続して使用するエアコンとは別系統となっている。エアコンを使用したままレンジが使えるのはうれしい。ただし、レンジとIHなど、同一系統の家電は同時使用できない場合がある。