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やってしまった仕事の失敗を今後に活かす3つの考え方

2018.04.12

■失敗を今後の成功に活かすための3つのポイント

そして長谷川氏は、失敗を今後の成功に活かすためのポイントとして次の3つを挙げる。

1.失敗を仕分け、適切に対処する

「失敗したら、次の5つのどれに分類されるのかを考えます」

(1)避けようがなかった・仕方がなかった失敗
(2)やればどうにか回避できた失敗
(3)通常起こりにくい失敗
(4)自分のスキル不足・注意不足で起こった失敗
(5)自分の根本的な考え違いで起こった失敗

「(1)と(2)は受け流す、残りの3つは対処法を明確にします。このときに自分も周囲も責めず、対処法だけを整理することが肝心です」

2.すべてのことは必然・必要・ベストと考える

「人生で役に立たない経験はひとつもなく、それが起こったのは必ず何らかのチャンスであることを忘れないことです。すべてのことは必然であり、必要なことであり、ベストなことです。失敗したのがそのタイミングだったのには意味があるのです」

3.「あるべき姿」を5W2Hを入れて細かく言語化する


(画像はイメージ)

「たいていの失敗は、あるべき姿からの乖離から起こります。あるべき姿が見えていなければまた失敗してしまいます。そこで、5W2H(Whenいつ、Whereどこで、Who誰が、What何を、Whyなぜ、Howどうやって、How muchどのくらい)を入れて細かくあるべき姿を言語化してみるのです。例えば、上司に提出する資料の提出期限を誤って記憶して提出期限が遅れてしまったという失敗をした場合、あるべき姿は、『資料提出の指示を受けたら、提出期限・提出方法・要求水準を数値表現で〇〇にメモし△分以内に着手し再度、納期確認』です。このように言語化してみると、次はこの通りに行うだけで失敗は回避できます」

成功者と呼ばれる存在や、優秀なビジネスパーソンになるためには、失敗を強烈にポジティブに捉え、実践していくことが肝心であるようだ。ぜひ一つ一つの失敗を次は必ず成功へとつなげられるよう適切な対処法を取ろう。

取材協力
長谷川孝幸さん
風土刷新コンサルタント・日本ほめる達人協会認定講師。「働く人」のストレスフリーを実現するための研修・セミナーを提供。
http://office-hase.com

取材・文/石原亜香利

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