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2018.04.10

何があっても折れない心を作る「レジリエンス・トレーニング」の始め方

何が起こるか分からない現代、何があっても折れない心、逆境を乗り越える力を鍛えることは、子ども時代から必要だといわれる。

2018年の安倍総理の年頭所感でも『「少子高齢化」という国難とも呼ぶべき危機に直面する』中、「いくつになっても、誰にでも、学び直しとチャレンジの機会がある社会を創る」旨が述べられた。今や困難や逆境を乗り越える力は全年代に求められているといえそうだ。

そうした力を培えるトレーニング法の一つに、「レジリエンス・トレーニング」というものがある。識者にそのやり方の概要を聞いた。

■逆境を乗り越える力「レジリエンス」

人間の心理に焦点を当てたレジリエンスの研究には約50年の歴史がある。最初は主に病的なトラウマや精神疾患に関する研究だったのが、今世紀に入ってからは、仕事や学業、人間関係のやりくりなど、日常的な活動や出来事におけるレジリエンスの重要性へと視点がシフトした。子ども・若者世代から、この逆境を乗り越える力、つまり心が折れないように、レジリエンスを培っておくことが必要だという。

ビジネスパーソンにとっても、パワハラ、マタハラ、社内いじめ、リストラなど、あらゆる困難がある。レジリエンスを鍛えることは誰にとっても急務といえそうだ。

■レジリエンスを高めるために必要なこと

レジリエンスを高めるためにはどうすればいいのか。

日本に米国のレジリエンス・トレーニングの概念や手法を導入した、日本ポジティブ心理学協会代表理事の宇野カオリ氏によると、レジエンスを高めるためには、まず前提として必要なことがあるという。

「レジリエンスとは単なる技術ではありません。レジリエンスを高めるためには『コンピテンシー』の開発が必要です。コンピテンシーとは、私たちの“ものの考え方”やその特徴、感情ならびに行動に対する認識や理解、感じ方や振る舞い方のコントロールなどを含めた、より総合的で複合的な能力のことです」

宇野氏によると、レジリエンスのトレーニング効果が実証されている、米・ペンシルベニア大学で開発された『ペン・レジリエンシー・プログラム』では、次の6つのレジリエンス・コンピテンシーが提唱されているという。

●6つのレジリエンス・コンピテンシー
・自己の気づき:自分の思考、感情、行動、生理的反応に注意を払う能力
・自己コントロール:望ましい結果を得るよう自分の思考、感情、行動、生理的状態を変化させられる能力
・精神的柔軟性:状況を多角的に見て、創造的かつ柔軟に考えられる能力
・強みとしての徳性:最高の強みを活用して自分の真の能力を最大限に発揮し、困難に打ち勝ち、自分の価値観に合った人生を創造する能力
・関係性の力:強い信頼関係を築き、維持する能力
・現実的楽観性:ポジティブなことに気づき、期待し、自力でコントロールできるものにフォーカスし、目的を持った行動が起こせる能力
引用:ペンシルベニア大学ポジティブ心理学センターHP、『逆境・試練を乗り越える!レジリエンス・トレーニング入門』(電波社)

宇野氏によると、レジリエンスが発揮されるのは「これら6つのコンピテンシーが密接に関わり合って機能するとき」だという。

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