■Tool
今回の真空管アンプキットを作るにあたって、工具の買い増しをおこなった。中にはキット制作後に不便を感じて購入したものもあるが、ここでまとめて紹介しておこう。まず、肝心要のハンダゴテは温度調整が可能でセラミックヒーターを採用した白光『ダイヤル式温度制御はんだごてFX600』に、コテ先はT18-C2/2C型を装着。こて台は「633-01」を選んだ。FX600は速攻でコテ先が暖まり、温度制御で指定の温度が保たれる。設定温度は最初、270度にしていたが、基板ではなくディスクリートキットの場合は320度の方が使いやすかった。これ以上、高温の設定は鉛フリーハンダ用なので上げすぎは禁物だ。こて先は斜めにカットされたタイプで細かい部分に対応でき、面で暖めることもでき非常に便利。こて台はワイヤータイプのクリーナー付きで温度が下がらず煙も出ないので快適に使える。このハンダゴテは途中から導入したのだが、今までのハンダゴテがいかにダメだったかを実感。こんなことならもっと早くきちんとしたハンダゴテを使うべきだった。
白光の純正ペアで、ハンダ力がアップした。ハンダの溶け具合が違うので、自分の腕前があがった気分になれて、ハンダも確実におこなえる。
LEDの点滅は温度調整中、点灯で規定の温度に達したことが分かる。
純正は高価なので互換品を使用。ハンダメッキ済みタイプを選んだ。