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カラダを大きく振って慢性疲労を解消する動的ストレッチメソッドのススメ

2018.02.09

■大きく回旋

 スタンバイ姿勢:足を肩幅に開き、リラックスして立つ。

1. 首を横にひねる
まずは首だけをしっかり横にひねる

2. 腕を振って上体を横にひねる
続いて腕を振りながら上体をひねる。このとき骨盤は正面に向けたまま動かさない。

3. 骨盤から体幹を横にひねる
最後に股関節を使って骨盤から体幹全体を大きくひねる(かかとを浮かせないように)。3段階の動きで、上から順に丁寧にひねっていく。反対側も同様に。

 これも5秒程度のゆっくりしたテンポで行い、3~5往復繰り返す。腕を左右に振る勢いを利用して、しっかりと体幹をひねるよう意識する。

 本書では、こうしたベーシックな動的ストレッチとして、「肩甲骨上下・内外転」、「ニータッチ&トウタッチ」、「ウォーキングランジ」と続くが、いずれも習得は容易で時間もとらない。「毎日の習慣にすれば、ケガや不調を寄せつけない『快適なカラダ』を手にできる」とのことで、やってみる価値は大。このほか、体の芯の部分からほぐしながら、有酸素運動にアレンジした「動的ストレッチ・ブースト」、動きの軸をつくりながら筋肉を鍛えられる「動的ストレッチ・ストレングス」など、こわばった身体を劇的に改善するメソッドが数多く取り上げられている。コリや痛みに終止符を打ちたい人は、今日からさっそくチャレンジしてみよう。

『動的ストレッチメソッド』著者 谷本道哉先生プロフィール
1972年、静岡県生まれ。大阪大学工学部卒、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。近畿大学生物理工学部准教授。日本オリンピック委員会医科学スタッフ。日本ボディビル連盟医科学委員。本書のほかに『35歳からのカラダルールBOOK』(ベースボール・マガジン社)など著者多数。また、NHK『おはよう日本』、フジテレビ『ホンマでっか!? TV』などメディア出演も多い。

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

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