■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!
■免許不要の電気溶接機には自宅で扱える小型も
近年はDIY可の賃貸住宅が増え、また、テレビではリフォーム番組が注目されるなど、“手軽なカスタム”が脚光を浴びている。はめ込むだけで棚を作れるディアウォールや有孔ボードを使ったプチDIYに飽き足らず、本格的なウッドデッキやログハウス作りをする人も珍しくない。
しかし、レベルや予算はさまざまだが、DIYの中心は木工。
鉄工所や鋳物工場を見るとわかるが、金属の加工には熱源の確保と作業スペースの確保が大変そうで、「素人では金属製品でモノを作るのは不可能」というイメージがあるからだろう。
「電気溶接なら、免許不要。自宅で金属製品のアレンジができるんです。それに、溶接は同じ素材を溶かしてつなげるので強度は変わりません。溶接機の重量は5kg台から・価格も2万円程度からあるので、家庭でも問題なく保管できるのでは」と教えてくれたのはスター電器製造直営店「Fe★NEEDS中目黒店」の浅田圭介さん。
スター電器製造は、SUZUKIDというブランドで小型溶接機を製造しているメーカーだ。ラインナップの主流はプロ向けだが、コンパクトサイズの家庭用電気溶接機も用意しており、アウトドアイベントなどで積極的にDIY向け実演を行っている。そして、直営店であるFe★NEEDS鎌倉店と中目黒店では常時アイアンクラフトのワークショップを開催しており、電気溶接とアイアンクラフトの楽しみ方を伝えているのだ。
Fe★NEEDS中目黒店に展示している機材。コンパクトで、自宅にも無理なく置けそう。