■CAFEKO RICKY
通常のリッキーと同じく、CAFEKOにライムの絞り汁を入れ、炭酸で満たす。炭酸を注いだときに、コーヒーだと分かるアロマが漂う。口に含むと、那覇に行ったときに飲んだ泡盛コーヒーを一瞬思い出すが、似て非なるものでこちらの方が繊細。炭酸の清涼感、ライムの酸味がいい感じにミックスして、クセのない味わいとなっている。ココナッツチップスをお供にすると、なお良い。
■CAFEKO ORANGE
『CAFEKO』とオレンジピールの意外な組み合わせ。コーヒー焼酎のアロマとオレンジのアロマは喧嘩せずにマッチし、『CAFEKO』独自の風味を一層引き立ててくれる。
最後にストレートで飲んでみる。アルコール度数が25度と高めなのはまさに焼酎だが、それをコーヒーのアロマが和らいでくれる。焼酎に含まれるコーヒーをダイレクトに体感するには、この飲み方が最上。
このほか、飲むヨーグルトや豆乳で割ったり、バニラアイスにかけたデザートなど、女性も楽しめる味わい方もある。また、ゴイクン(生春巻き)やフォー(米粉麺)とも相性が良いそうで、ベトナム料理とのペアリングを考えるさいに『CAFEKO』はベストチョイスとなるだろう。
『CAFEKO』を世に送り出したのは、Hue Foods Japan(フエフーズ・ジャパン)。
1995年以来、ベトナムのフエ市で清酒・焼酎の製造に携わり、開業20周年を機に『CAFEKO』を開発した。冒頭で述べたとおり、『CAFEKO』の日本初上陸にあたり、Makuakeでプロジェクトを展開しているが、終了日までの折り返し地点の前に早くも目標額を達成し、前評判は上々。ベトナムコーヒー焼酎という未知の世界を、いち早く味わいという人は、申し込まれては。
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)