■連載/阿部純子のトレンド探検隊
◆10分の違いでチーズのおいしさが全然違う
日本初のデリバリーピザチェーン「ドミノ・ピザ ジャパン」は日本での創業30周年を迎えた。ドミノ・ピザが始めた30分内デリバリーは今ではスタンダードとなっているが、新たに業界初の20分でデリバリーする「ミッション20ミニッツ」がスタートした。
新サービス発表会ではお笑い芸人のとろサーモンと、タレントの都丸紗也華さんが20分デリバリーを体験。3人でトークを繰り広げているうち、会場には20分を切る17分でピザが到着した。
30分で届けられたものと20分で届けられたものを食べ比べした3人。「チーズの伸びが違います!10分短縮されるとこんなにアツアツでチーズがおいしくなるんですね」(とろサーモン・村田さん)、「チーズの伸びがこんなに違うのは驚きでした。チーズ好きの人には絶対食べてもらいたいです」(都丸さん)、普段からドミノ・ピザを良くオーダーするとろサーモンの久保田さんは「いつもよりほかほかのピザで、めっちゃおいしい!やっぱりアッツアツの方がおいしいですね」。
◆通常30分のデリバリーを20分に短縮できた理由とは
ピザはできたてほどおいしく、できるだけ迅速に届けたいと、ドミノ・ピザではロジスティックスとオペレーションをさらに強化、3つのテクノロジーを活用することで20分デリバリーを実現した。
〇3分オーブンの開発
ドミノ・ピザの商品はすべて店内での手作りで、店内のオーブンで焼成して届ける。従来のオーブンでは焼くのに5分かかったが、約2年をかけて加熱力が従来のオーブンより20%アップして熱風に当たり方なども工夫された、3分で焼きあがるオーブンを開発した。