しかもCOXのローダウンサスペンションのフロント側スプリングは、VW純正と同じ3次元巻き構造。そうでないスプリングは入力が入ると横方向にもたわんでしまい、ダンパーの性能を100%生かせない。しかし3次元巻き構造だと横方向にたわまず、ダンパーの能力を100%生かせ、当然、乗り心地も良くなる理屈だ。
そして同時に装着したのが、国産スペシャルスポーツモデルに装着されることも多い、ボディー振動を吸収し、よりスムーズな走行性能、操縦性、乗り心地を実現するヤマハ製のパフォーマンスダンパーをCOXが国内外の一部車種用に専用開発したCOXボディーダンパー。
これまでヤマハ製のパフォーマンスダンパーはアフターパーツとしては販売されず、望むなら装着済みのスペシャルカーを購入しなければならなかったのだが、COXが一般ユーザー向けに販売を開始。VW、アウディを始め、例えば神奈川トヨタのカスタマイズ部門となるマスターワンなどでも、効果がより期待できそうなミニバン、SUVの対応品を用意している。
ローダウンを施したゴルフⅦヴァリアントは、期待通り、フェンダーアーチとタイヤのすき間が縮まり、スタイリッシュさを増したことはもちろん、シニア犬のラブラドールレトリーバーも今までより快適に乗り降りすることができるようになった。そして気がかりだったローダウンによる乗り心地の悪化も皆無に近い。
左がローダウン後、右がローダウン前のゴルフⅦヴァリアント ハイライン