わが家の愛犬、ラブラドールレトリーバーのマリアは今年12歳。若いころはラブラドールレトリーバーの持つ筋力を生かして、それこそSUVのラゲッジに飛び乗ることもできたのだが、今では愛車のコンパクトステーションワゴン、VWゴルフⅦヴァリアントのラゲッジや後席に乗り降りするのも一苦労。介助が必要な場面も出てきたのである。
ならば、ミニバンのようなフロアが低いクルマに乗り換えればいいのか?
そうはいかない。わが家は2人家族+ラブラドールレトリーバーのマリアとジャックラッセルのララの2頭暮らし。以前、家族4人の時代に愛犬仕様として所有していた3列シートミニバンは、今ではそこまでの空間は必要なしと、とっくに手放している。
そこで思いついたのが、愛車のローダウンである。幸い、VWでは2017年10月から、VWの老舗チューナー、COXが手がける、車種専用のローダウンサスペンションが全国のVWディーラーで取り付けられ、車検もOK、保証も付くことになった。ローダウン量はフロント側で約2cmリヤ側で約2.5cm。日常使いにほぼ影響がないことは確認済みで、シニア犬の乗降性(シニアな飼い主も)が改善されると期待できる。
ちなみにVWの車両の多くは、兄弟メーカーのアウディと違い、タイヤとホイールアーチとのすき間が大きいのが、見た目の難点。つまり、カッコ悪い。その部分もローダウンによって解消されるのである。