■人を飽きさせない話のネタ選びのポイント
人を飽きさせず、眠くさせないためには、話の内容にも気を配りたい。宏洲さんは話のネタ選びについて、次のポイントを挙げる。
1.大多数を相手にしている場合
「聴衆によって興味のある『ネタ』を準備しておきましょう。何も共通項目がない場合は、季節や天候の話が無難です」
例
●子どもがいるママ…育児・受験・教育費などの話
●起業家や会社の経営層…ビジネスや社会情勢の話
2.少人数の場合
「信頼関係を築きたいときは『家族ネタ』がいいです。ただ、プライベートな話は避けたい場合は、飼っている動物の話や近所のペットの話、身近になければ、小学校で飼育していた動物の話でもよいでしょう」
3.1対1の場合
「通常のビジネスの関係であれば、プライベートな話は避けたほうがいいでしょう。1対1の会話には距離感が大事だからです。近すぎると相手に不信感を持たれたり、もしくは反対に『私だけプライベートな話をしてくれている』と思われて特別な感情を持たれたりすることもあるためです。ここでの『ネタ』は相手の仕事関連の話がおすすめです」