快速〈マリンライナー〉は、瀬戸大橋が開業した1988年4月10日にデビューし、本州の岡山と四国の高松を約1時間で結ぶ。観光・行楽だけではなく、通勤・通学の足としても機能する。
■確実に坐りたいなら普通車指定席がオススメ
JR四国5000系の2階建て車両は、快速〈マリンライナー〉のシンボル的存在。
JR西日本223系5000番代。かつては、網干総合車両所から中間車を借りて3両化されていた。
現在の快速〈マリンライナー〉は、JR四国5000系(3両)とJR西日本223系5000番代(2両)の併結を基本とした5両編成で運転されている。1号車はグリーン車指定席と普通車指定席の2階建て車両、それ以外は普通車自由席で、3号車は弱冷車(弱冷房車)に設定されている。列車によっては、前者もしくは後者の単独運転、5000系3両+223系5000番代4両の7両編成で運転されている。
普通車自由席は転換クロスシートで、乗降用ドア脇に収納式の補助椅子が装備されている。坐り心地はイマイチだが、“坐れるだけでもマシ”と考えるべきだろうか。なお、ラッシュ時などは使えない。
グリーン車指定席の座席。普通車指定席共々、座面がスライドできる。