実際に乗ってみると、街乗り向けのライトな見た目とは違い、しっかりした乗り味で驚く。細身のアルミパイプのフレームは、軽量でありながらガッチリ。体重75kgの筆者が乗って25km/hほどのスピードを出しても、よじれる感じがしない。またゴム製のベルトドライブもかなり頼もしい。坂道で体重を乗せてグッと踏み込んでも、パワーを受け止めてくれる。自動車のタイミングベルトに使用されている素材を使用しているので、人力で切れるなんことはまずないだろう。
Veld UPのシステムにも感心した。20インチのホイールは、小さくてカッコイイとは思う。だが速度を上げての走行には向かないので、あまり好きではなかった。ただこのシステムのおかげか、小径車でもすごく快適。漕ぎ出しの軽さは当然だが、速度が上がるまでのアシストがパワフルなので、20km/hくらいの巡行速度になるまでの加速が鋭い。おそらく14㎏というe-bikeとしてはかなり軽い重量も影響していると感じた。
日本製e-bikeとは違った独特なデザイン、車体の軽さ、が特徴のSINOVA TS01。街乗り、通勤など普段づかいにひと味違ったもので走りたい、なんて人には最適な1台といえるだろう。
チェーンの洗浄・注油が好き!というサイクリストもいるが、メンテナンスフリーなベルトドライブは、やはり楽。
フロントライトにUSBポートが付いており、車体のコントロールに必要なスマホを充電しながらでも走行ができる。最大70㎞走行できるバッテリーなので、スマホの充電くらいは全く問題なし。
コントローラーは安全性を考え、パッと目線を落とすだけでも、情報が見て取れるデザインに。