■カレーの太りにくい食べ方は?
魚住さんによれば、カレーライスには太りにくい食べ方もあるという。こちらも合わせてチェックしておこう。
●ご飯を雑穀米・胚芽米・玄米にしてビタミンB群を摂取
「雑穀米・胚芽米・玄米にすると、炭水化物やたんぱく質、脂質を分解してエネルギーに変えるときに必要なビタミンB群を、白米よりも多く摂ることができます。効率よくエネルギーに変えることができるので、太りにくく、胃腸も疲れにくくなります。
また、食物繊維も多く含まれるため、食後の血糖値の上昇を緩やかにする、コレステロールの吸収を抑える、便秘を予防するなどの効果があります。普段、雑穀米などを食べ慣れていない方でも、カレーの味が濃いので、カレーとなら食べやすいと思います」
●よく噛むことで食事量が減る
「先に述べた、よく噛むことは、太りにくい食べ方でもあります。早食いせず、ゆっくりよく噛めば、自然と食事量が減ります」
カレーライスという頻繁に食べることのあるメニューであるからこそ、ぜひ胃にやさしく、太りにくい食べ方を身に付けておきたいものだ。
(取材協力)
管理栄養士 魚住 理恵さん
『SYOKUYOJO LABO』 管理栄養士。
“カラダを変えるには、カラダをつくる食事から”をコンセプトに、カウンセリングのほか、栄養監修、コラム執筆、スポーツクラブやエステサロンのサポートなど、幅広く活動している。生活スタイルや嗜好を重視したわかりやすい内容でありながらも、カラダが変わると好評。
http://syokuyojolabo.com/
取材・文/石原亜香利
※記事内のデータ等については取材時のものです。