■3人以上の会話に入るための解決策
3人以上の会話になったときに、うまく会話に入って普通に話せるようになるにはどうすればいいだろうか。その解決策を戸田さんに教えてもらった。
1.相槌を含むちょっとした感想一言からスタート
「親しい友人との雑談でしたら問題ないですが、ビジネスの場での関係ですと、ただ黙っているだけではよくない場合もあるでしょう。
そんなときにやってしまいがちなのが、肩に力が入りすぎて唐突に切り込んだり、うなずいたりするだけ。そうではなく、『そうですよね』『それはいいですね』『面白いですね』『初めて聞きました!』『すごいですね』など、相槌を含む、ちょっとした感想などを一言でも良いので口に出してみてください」
2.質問や意見、感想を入れる
「慣れてきたら、その後、もっと内容を掘り下げるような質問してみたり、自分の話・意見・感想などを入れてみたりしてはいかがでしょうか。例えば、『それは面白いですね、もっと詳しく聞かせていただけませんか』『それはすごいですね。私もできれば、そこまでできるようになりたいです』などです。話している相手とアイコンタクトが取れた瞬間だと入りやすいかもしれません」
3.ネガティブな妄想を見直す
「マインド面も見直す必要があります。『私の発言で話の流れを止めてしまうかも。それによって空気が読めないと思われるかも…』というように、『こう言ったら、どう思われるかな』ということばかり気にしている方もいますが、そう思えば思うほど、苦手意識は募るばかりです。実際のところ、ネガティブな妄想を抱いているだけのことも多いのです。そのような思い込みを持っていたら、そこから見直すことも重要です。正式なプレゼンや会議の発言ではなく日常的な会話であれば、自分が思うほど相手は自分の会話の内容を大して気にしてはいないものですよ」