『ミカン大のイボ痔をキミは信じられるか?』
そしてある瞬間、ついに肛門から、
「ピョッコ〜ン!!」
って飛び出す。
その時の気持ちはまさしく、
「出ちゃいましたァあああああああ!!」
ってなもんですよ。もうそうなると地獄ね。地獄肛門。
恐る恐るイボがあるだろう肛門を触って見ると、あるワケよ。なんかでっかいイボが。大きさをモノで説明するとビー玉くらいっすかね。少なくてもパチンコ玉よりもでかいヤツが、肛門をふさぐかのようにキンキンに腫れ上がって鎮座してやがる。
でもまぁ中にはミカン大にまで腫れ上がるって人もいるらしいから、そういう人に比べればオレなんてまだまだヒョッ子もいいところんだけどさ……それにしても、かける言葉がないな、ミカン大の人には。地獄どころじゃないね、それ。煉獄だよ煉獄。
でまぁそんな地獄になってすぐに痔の薬を塗ったんだけど、薬よりなにより痔になった時に気持ちいいのは風呂なんですよ。これは痔のみなさんならばおもわず「うんうん」とうなづくと思うけど、湯船に使って患部を温めて、ちょっとキンキンに晴れた部分を軽くマッサージしてあげると、キンキンに腫れ膨らんでいたのが、少し緩んでくるような気がする。
イボの中の鬱血した血の内圧が、徐々に弱まっていくような気がする。でもそんなマッサージをしながら思ったワケです。
風呂が気持ちイイんならサウナはどうだろう? って。で、行きましたよ、サウナ。
「オマエ、そんなイボが飛び出たケツで、客のみんながケツを付けるサウナマットに座るなんて、ちょっと辞めてくんねェか!!」
そんな意見もあるでしょう。だから、ちゃんとサウナも選んでね。一人一人自分専用のサウナマットを貸してくれる銭湯サウナ、自由が丘の『M湯(仮名)』ってとこに行きました。
とにかくまずはサウナ室で暖めてみる……なにか湯船で暖めるのとは、また違う温熱効果がイボに直接働きかけてくるような気がすぐにした。わかりやすく説明するならば!