■クロスフィットプログラムにチャレンジ
クロスフィットを体感するべく、特別にメニューを組んでいただいた。通常のクラスを受ける場合も、どんなメニューに取り組むのかは当日ジムに来るまでわからないそうだ。「緊急のときに動けるカラダ作り」のマインドが、ここにも表れている。
今回筆者が挑戦するのは、1分のインターバルを含めて11分のメニュー。前半5分、1分休憩、後半5分だ。まずは前半の「バーピー」「ウォールボール」「ケトルベルスイング」を紹介しよう。
●バーピー
トレーニー(ここではトレーニング愛好家の意)にとってはメジャーな全身運動。しゃがんで床に手をつく→両足を後ろに伸ばして腕立て伏せ→足を戻して再びしゃがんだ姿勢→ジャンプして頭上で手を叩く、というのがバーピーの一連の流れだ。様々なパターンがあり、その違いで運動強度も変化するが、今回はこの流れでチャレンジ。
まずはこのバーピーを10回。いかに自分のカラダが軽やかに、かつ滑らかには動いてくれないということを痛感する。日常の中ではなかなか気付きづらい身体能力の低下を気づかせてくれるだろう。
●ウォールボール
重いボールを壁に当てて、跳ね返ってきたところをしゃがみながらキャッチ。ボールの重量や、壁に当てる際の高さで強度を調整できる。
●ケトルベルスイング
ケトルベルを両足の間から振り上げ、その反動で背筋を伸ばす。手に重りを持つが、負荷は全身にかかる。
以上の3種目を各10回、順番にこなしていく。3つの種目をクリアしたら、立て続けに再びバーピーからスタート。これを5分間繰り返したら、1分間のインターバルへ。束の間の休息である。そして後半戦に突入。