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痴漢と疑われたらまず名刺を渡す?知らないとアブナイ法律知識

2018.01.14

■婚前契約の意義は乏しい

 ハリウッドセレブのカップルに影響されたのか、結婚の際に家事分担や財産の扱いなどの取り決めを婚前契約書として残す人が増えている。ただ、万が一のときに第三者にも主張できるようにするのは、結婚前に登記しておく必要がある。

 萩谷さんは、婚前契約書は使い勝手が悪いという。その理由は、一度登記すれば、生まれた子どもなどの要因で事情が変わっても、変更がきかないからだという。財産については、結婚後に夫婦で取り決めすることができるが、これだと一方の側は自由に破棄することができ法的拘束力はない。というわけで、若いカップルにはほとんどメリットはなさそうだが、中高年カップルについては少し事情が異なると、萩谷さんは以下のように説明する。

「たとえば再婚同士でお互いに子どもがいるとしましょう。どちらか一方に、結婚前にためた財産がそれなりにあるとすると、相続でもめる可能性が小さくはありません。それが元で、子どもが結婚そのものに反対する場合もあるでしょう。こんなとき、夫婦財産契約があれば不安が解消されて籍を入れやすくなるということもあるでしょう。」

 熟年結婚が増加傾向にあるが、これに伴い夫婦財産契約を結ぶカップルも増えるだろうと、萩谷さんはみている。

■コンビニのゴミ箱に家庭ゴミを捨てたら罰金50万円!?

 家庭ゴミをコンビニのゴミ箱に捨てると、どんな罰則があるかご存じだろうか? 知らなくてもマナーを守る人が大半だろうが、家庭ゴミを捨ててしまうと、エライことになる。萩谷さんの解説は明快だ。

「ゴミ捨てに窮したからといって、ゴミ捨て場以外のところに捨てるのはもちろんダメです。そのへんの空き地に捨てれば不法投棄、『家庭ごみ禁止』と書かれているコンビニのゴミ箱に家庭ゴミを捨てれば業務妨害罪(刑法234条 3年以下の懲役または50万円以下の罰金)に当たるおそれがあります」

 旅先などでつい、たまったゴミを捨てたくなることもあるかもしれないが、ここは気持ちを引き締め、節度・法律は守るのが賢明だろう。

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