
■連載/メンズビューティー通信
「頭や首のコリや痛みは、頭蓋骨の『ツノ』が原因です」と言い、「ツノ」を緩める独特の施療などで高い評価を得ているが、今回紹介する「治療庵 楽道」(東京都)の小西伸也氏である。
今現在、還暦とは思えない若さの小西伸也氏。糖質制限・高たんぱく食の実践者でもある。
氏の実践する施療法は、カイロプラクティックといった、既存の療法の枠にとどまることはない。30年以上にわたり積み重ねてきた知識・経験から編み出したオリジナルのメソッドによって、これまで多くの人を癒してきた実績がある。
その評判が口コミで広がり、今では遠方から泊りがけで来所する人がいるほど。北海道在住の筆者もその一人で、出張で上京するたびに、頑固に生えている「ツノ」をゆるめる施療を受けている。
「ツノ」と言っても、牛や鹿の角とは全く違う。正確に言うと、頭蓋骨が数ミリほど隆起したもので、その部分を手でさわると、頭皮がボコボコとしたかんじでいびつになっている。頭蓋骨を走る縫合部が硬くなると、こうした隆起が生じるのだという。人によって「ツノ」の形状や生える箇所はまちまちで、筆者の場合は頭頂部の上から下に沿って山脈のように隆起している。そのせいか、常に頭部が張ったような違和感がある。
小西氏によると、「ツノ」は多くの場合、若い頃からのストレス、悪い姿勢、頭の使い過ぎが原因で生じ、様々な不定愁訴をもたらすという。具体的には、頭蓋骨の縫合部がしまり、頭蓋骨の正常な弛緩が妨げられることで、免疫力・自律神経機能が低下するだけでなく、周囲の神経が圧迫されて、コリや痛みとなって現れる。薄毛の原因になることもあるという。
逆に言えば、がっちりとしまった頭蓋骨の縫合部を緩めれば、そうした問題は解消に向かう。そのために編み出された手技療法は、「治療庵 楽道」独特のものである。
筆者は先日、上京のおりに「治療庵 楽道」をたずね、「ツノ」をゆるめる施療を実際に受けてきたので、このもようをレポートしたい。