●川崎大師のダルマさんは強力
意外なことに、お寺は開運とはあまり関係ないという。ただし例外もある。
「『厄除けのお大師さま』として有名な川崎大師がありますね。ここで護摩祈祷を受けて身を清めてから、参道沿いの店で売っている、両手のひらサイズで『福』と書かれた黄色のダルマを買います。家に帰ったら、願い事を唱えながらダルマの目を書き入れると、願い事がかなうと評判です」
ただし、ダルマならなんでもOKというわけではなく、「第一印象でコレだと感じるダルマを選ぶのが大事です」とのこと。
●紙に目標を書いて貼る
紙に目標や願いを書いて貼っておくという、シンプルな方法は意外なほど効果があるという。
「『私に奇跡が起こる』、『収入がアップする』など、自分がしっくりくるフレーズを考え、紙に書いて、目にとまるところに貼ってください。これだけでも開運体質になってゆきます」
紙は、100円ショップで売っている正方形の付箋、筆記具はふつうのサインペンで構わないという。
●「笑う門には福来る」は永遠の真理
吉野氏は、いくら御守りなどを持っていても、表情が暗く、つまらなさそうにしていれば、運は開けないとも言う。
「『笑う門には福来る』で、なにごとも楽しく、前向きに取り組む姿勢が肝心です。ふだんの口癖も『私はうまくいかない』とか、ネガティブな内容はNG。他人の悪口を言わず、感謝の念を忘れないことも、開運の秘訣です」
やはり他力本願ばかりでなく、自分の心のもちようや態度も、運・不運を大きく左右するようだ。こうしたことは、今からでも少しずつ実践できることなので、開運の第一歩はスマイル習慣から始めてみてはいかがだろうか。
協力/吉野奏美(よしの かなみ)
スピリチュアル・セラピスト、作曲家、ピアニスト。武蔵野音楽大学器楽学部ピアノ専攻卒業。体調不良に悩んでいた時に、死んだはずの近所の犬「モモ」と交流し、以降日々不思議な体験をするようになる。著書に、『天国にいった愛犬モモ』(説話社)、『お金に愛される魔法のレッスン』(SBクリエイティブ)、『霊感体質かなみのけっこう不思議な日常』シリーズ(三栄書房)など、台湾・中国翻訳版を含め多数。個人カウンセリングのほか、スクール開催、作曲、音楽教育、執筆、講演活動など幅広く活動している。
公式HP:http://angeliqueart.jimdo.com/
文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。
※記事内のデータ等については取材時のものです。