●運動後1時間以内にチーズを食べる
運動後は、1時間以内にタンパク質を摂取するのが、筋量増大に効果的であることが分かっている。チーズには、筋組織でタンパク質の合成を促進する働きをもった分岐鎖アミノ酸が、鶏卵や獣肉よりも多く含まれている。チーズを、運動後1時間以内の「ゴールデンタイム」に食べることで、筋量の効果的な増加が期待でき、ぽっこりお腹解消につながる。
以上で述べたほかにも、チーズには、虫歯や認知症の予防効果、血圧上昇の抑制効果など、見逃せない健康効果もある。また、小原氏によれば、チーズは意外にも和食に合うそうで、チーズと和食の旨味成分が組み合わさって、より強い旨味が生まれるという。小原氏の近著『やせる!健康!骨じょうぶ!和チーズダイエット』(監修齋藤忠夫/主婦の友社)には、「なめこととうふのチーズみそ汁」とか「焼どうふのでんがく風ピザ」といった、和食+チーズのレシピが多数掲載されている。おいしく食べながら、ダイエットに成功できればと考える人には、格好のダイエットレシピと言えるだろう。
文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。
※記事内のデータ等については取材時のものです。