FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSでは、今、多くの人が「自撮り」写真を投稿している。自分や食べ物などを日々、投稿するこの行動には、どのような心理が働いているのだろうか。心理カウンセラーに、自撮り写真をSNSに投稿するメリットとデメリット、そして投稿するのにハマる人の心理的傾向を聞いてみた。
■SNSへの自撮り写真投稿のメリット・デメリット
今回話を聞いたのは、心理カウンセラーのCoCoRo先生だ。まずは、SNSへの自撮り写真を投稿することによるメリットとデメリットを挙げてもらった。
●メリット
・自己アピールができる
・仲間が増える
・控えめな性格でも、SNSでは大胆になれる
・懐かしい友人や知り合いに見つけてもらえる可能性も
●デメリット
・見る側の判断や捉え方により、不快に感じさせる場合もある
・ストーカーのような人に狙われやすい
・悪質なイタズラや嫌がらせを受ける可能性が高まる
・SNS依存・SNS疲れが起こる
・仲間うちで「いいね!」が義務になる
SNSへの自撮り写真投稿は、知人だけでなく、知らない人にまで広く自己アピールできる格好のチャンスである。
しかし見る人全員が必ずしも好感を持つとは限らない。時には危険もあるだろう。
また、自分の満足のいく写真が撮れるまで追求したり、写真加工に勤しんだり、リアクションに対して一喜一憂したりするなどのSNS依存が起こることも。さらに、仲間同士でのリアクションが義務化するなどして、SNS内での人付き合いに疲れてしまうなどのデメリットもある。