■前輪モーターによって車体低床化を実現。モーターブレーキで重い荷物の運搬時も安全!
電動アシストのモーター部分をBB部分から前輪に移動させたことで、大きく2つのメリットがある。1つ目は、前輪自体が駆動することで、前バスケットに重い荷物を載せた時でも安定する点。2つ目は、これまでモーター部分のボリュームによって少し高めになっていたBB部分が、モーター部分を移動したことで低く設計することが可能になったこと。これによって自転車全体を低床化でき、子どもを乗せているときなどにも安定して走行ができる。
さらに“bikke MOB dd”は、前輪24インチ・後輪20インチと、前輪を大型化することで細かい段差も楽に越すことができ、街中での使いやすさを向上させている。一方、後輪を20インチと小さくしたことと自転車全体の低床化によって、必要以上に高く抱え上げなくてもチャイルドシートに子どもを乗り降りさせることが可能となっている点もうれしい。
また“bikke MOB dd”は、左のブレーキレバーを軽く握り始めると前輪モーター部分にブレーキが掛かるシステムを採用。前後輪の通常のブレーキに加え、このモーターブレーキが効くことで、子どもを乗せた状態で下り坂を走っても従来アイテムよりもスピードが出過ぎずに安全に速度調整ができる(ブレーキ時は左右のブレーキレバーを握り、前後のブレーキをかけることが重要)。
さらに、ブレーキを握っている時には、その抵抗を電力に変換して電動アシストのバッテリーを充電できる回復充電機能を搭載。バッテリーは使い続けていると充電できる全容量(充電してアシストが効く時間・距離)が減ってきてしまうが、100%の満充電と0%の空充電の状態ではバッテリーにかかる負担が大きく、この減りが早くなってしまう。そこで、回復充電によって走りながら小まめに充電できることで、満充電と空充電の状態を減らすことができ、バッテリーの寿命を延ばすことが可能となる。
前輪モーターには、マンホールなどでタイヤが空転する状態を感知した瞬間にアシストを抑えてスリップを防ぐ機能も搭載されている
バッテリーは取り外ししやすいように、従来通りのBB上部に搭載。1充電で82km(エコモード)の距離をアシストしてくれる
幅41cm×奥行30.5cm×高さ23cm(上面)の大きなバスケットを装着。専用のバスケットカバー(別売)もあるので、買い物用にも便利