スポーツバイクから買い物用自転車、電動アシスト自転車など、幅広いラインナップを展開する日本の総合自転車メーカー「ブリヂストンサイクル」。両輪駆動のデュアル ドライブ システムを採用した電動アシスト自転車『bikke MOB dd』が昨秋、発売された。
現在販売されている多くの電動アシスト自転車は、ボトムブラケット部分(以下「BB」という。ペダルを回す真ん中の軸部分で自転車全体のほぼ中央に位置する)に電動アシストのモーターが取り付けられ、ペダルを漕ぐ力を直接アシストする仕組みになっている。それに対し“bikke MOB dd”は、モーターを前輪の軸部分に移動させ、ペダルを漕いだ人力が推進力となる後輪に合わせて、前輪のモーターが駆動してアシストしてくれる両輪駆動システムを採用。このシステムによって、子どもや重い荷物を乗せて(載せて)いるときも安定した走行を実現している。
さらに前輪駆動になったことで、これまで後輪を中心にかかっていた自転車本体へのストレスを前後輪に分散でき、長く使い続けることが可能になるという。子どもが大きくなり、チャイルドシートを取り外した後に大型バッグを装着すれば家族で週末ツーリングなども楽しめ、長く乗り続けることで家計にも優しい一台となっている。
新色のオレンジやグレー、ホワイトなど5色展開の“ブリヂストン bikke MOB dd”