■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!
◆レンタルサービスで道具の進化を体感
子育てが落ち着き、久々にスキーをしたいと考える「リターン・スキーヤー」が増えている。ここで問題となるのが、道具をどうするか。古い道具を引っ張り出して使ってもいいが、長い間メンテナンスしていないなら現地で壊れる不安がつきまとう。とはいえ、いきなりショップで道具一式を購入するには、出費がかさむし、道具が違いすぎて何を選んでいいのかわからない。昔取った杵柄、ビギナー向けの道具を手にするのはしゃくでもある。
そこで試したいのがギアのレンタルだ。
レンタル用品はビギナー向けでコンディションがよくないイメージもあるが、近年はいち早く最新モデルを用意しているレンタルショップも多い。たとえば、「サロモンステーション」だ。スキーやスノーボードの板やブーツ、ビンディングからウエア、ヘルメットなどのアクセサリーまでトータルでスノースポーツを支えるサロモンのレンタルサービスで、2000年に開設されて以降、現在は全国16カ所のスキー場で展開している。
メーカーが運営するレンタルサービスなのでメンテナンスは申し分ない。来季モデルをいち早く試せるけれども日程や試乗時間・コースを限られてしまう試乗会とは異なり、シーズン最新のギアを思う存分試せるとあって評判よし。サロモンステーションを設置したスキー場は来場者が増えるという傾向もあるという。
新潟・GALA湯沢のサロモンステーション。駅と直結しているゲレンデのため、レンタルのメリットが最大限に生かされる
サロモンステーションのバックヤードに潜入。板は、ビンディングがついた状態で、種類やサイズごとにラックで管理。使用後はやはり種類やサイズごとに分類したラックにのせ、ラックのまま乾燥室へ運ばれる。資格を取得したスタッフがメンテナンスを行っているので安心だ