「薄くて袖の短いヒートテック」は本当に防寒効果があるのか？

　シームレスとは縫い目がないという意味。このヒートテックシームレスVネックTも首元、袖口、裾の縫い目がない。

　まずは首元。余計な圧迫感がないから、着ていて実にラク。今回はベージュを使ってみたが、ほかにも白、ライトグレー、黒のカラーバリエーションがある。このベージュだと肌の色に近いから、色が透けそうな薄手のシャツなどの下に着てもいいんじゃなかろうか？

　伸縮性のある生地のため、圧迫感は少ないのに適度にタイト。身体を動かしても首元にすき間が大きく空くなんてことはなかった。なので、深めのVネックでシームレスだから、首元の冷気が寒そうっていうのは筆者の先入観でしかなかったよう。

　袖口の縫い目もないので窮屈な感じはゼロ。重ね着をする冬場の肌着としては理想的。

　肝心の暖かさについては、ヒートテックならではの発熱効果をしっかり実感できる。齢を重ね、腰の冷えに敏感となっている筆者にとっては、お腹、腰まわりをしっかりと温めてくれるのは安心至極。

　都心部など通勤ラッシュの電車に乗ると、真冬でも逆に暑すぎることもある。ということで、筆者が使うJR中央線のラッシュ時に「ヒートテックシームレスVネックT」を着てみたところ、ムレにくくて快適、快適♥　
温めるだけが能じゃないって実感する。

　筆者は原稿や編集作業でPCにへばりつく事が多いだけに、暖房による「温めすぎ」を実感することが多い。けれども「ヒートテックシームレスVネックT」なら、上着さえ脱げば必要以上の暑さとは無縁。しかも春までず〜っと着られそう。

　暖房の効いた室内で働くことの多いビジネスパーソン諸兄は特に、このヒートテックのライトな弟分を試していただきたい。

　ちなみに、この冬、ユニクロはヒートテックをメールやSNSで気軽に贈れる「eギフトサービス」というものを始めたんだとか。ギフトシーズン、年末年始にご家族お知り合いへプチプレゼントをしても喜ばれそう。値段もお手頃なのでもらう側の気持ちの負担も軽いかも？　デキるビジネスパーソンは贈り物もスマートなのがイチバン！

取材・文／中馬幹弘