恥ずかしい話だが、筆者は人と会話をするとき、必ず「えーと」「あの」「そうですね……」などの言葉をつけてしまう。「えーとですね、あの、そのネタに関しては……」という具合。デキるビジネスマンとはほど遠い話し方だ。読者の中には、筆者を笑う人もいれば、同じような悩みを抱えている人もいるはず。人前でのプレゼンや初対面で行う商談で、上手に話せず筆者みたく「えーと」「あの」を連発しているかもしれない。
この悩みを解決するべく筆者が必死になってリサーチした結果、辿りついた1冊の書籍がある。『脳コンディショニング』(加藤俊徳/かんき出版)だ。
本書によると、IT社会を生きる現代人は右脳と左脳をバランスよく使えておらず、脳にゆがみをきたしているらしい。それによって怒りやすくなったり、いくつかの作業を並行してできなくなったり、さらには会話中すぐに言葉が出なくなってしまうそうだ。おお、これだ!
もっと詳しく知りたくなった筆者は、「脳の学校」の代表であり、本書の著者である加藤俊徳先生のもとを訪ね、さっそく疑問をぶつけてみた。