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iFi-Audioの超ハイコスパDDC/DAC『nano iONE』の知られざる実力

2018.01.05

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

■既存のオーディオシステムに加えるだけでハイレゾ対応に!

最近、ラズパイばかりやってきたので、小さなコンポが気になるようになった。中でもがiFi-Audio『nano iONE』が気になる。その理由はDDC機能があるからだ。DACではなくDDC、すなわちデジタル・デジタル・コンバーターである。役割としてはUSB入力をS/PDIF出力に変換できる。何の役に立つのかと言えば、少し古いが高級なCDプレーヤーにはデジタル入力がある。RCA同軸とトスリンクの光入力のことが多い。DDCがあればPCやNASに入ったデジタル音源をこのCDプレーヤーに送って従来のシステムで再生できるのだ。私のようにUSB接続に懐疑的になって、Mac miniのUSB出力をなるべく早くS/PDIFに変換してDACと接続したいと思っている人にも最適。『nano iONE』はガルバニック・アイソレーションを採用しているので、PCから出たノイズを遮断してキレイな信号が送られると信じている。電源ノイズを抑えるANCも搭載しているのでACアダプタに気を使わなくてもいいだろう。

さらに面白いのが本機にはBluetoothが搭載されていることだ。これによってiPhoneならAACのワイヤレス伝送で、ポータブルハイレゾプレーヤーならaptXで音楽データを伝送できる。つまり、今までワイヤレス接続できなかった高級DACで、iPhoneに入った曲やポッドキャストなどを再生できるようになる。こんな機能を持った機器はこれまでに見たことがない。全く新たな発想である。

これだけで終わらないのが『nano iONE』のスゴイところで、BarBrown社が開発したチップを使ったDACを内蔵しているのだ。既存の非ハイレゾシステムに加えれば、USB、同軸、光入力対応のDACとして使えるので、速攻でハイレゾ再生に対応できる。光デジタル出力しかないゲーム機の音をオーディオシステムで再生したい時も便利だ。しかも、iFiなのでPCM/384kHz、DSD/256に対応している。その他にデジタルフィルターの切り替えもあり音質の変化を楽しめる。操作もすこぶるカンタンで、使いたいコンポを接続して、フロントのスイッチで入力を切り換えるだけだ。これで実勢価格約2万7000円はどう考えても安い。


リアパネルにはRCA端子のアナログライン出力と同軸と丸型光兼用端子、そして電源供給を兼ねたUSBデジタル入力端子がある。

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