■「脚をおもり代わりにして持ち上げる」(15回×2セット 強化部分:脚の大腿四頭筋)
1:イスに浅く腰掛けて両手でイスの縁をつかむ。背すじはまっすぐ伸ばして、片脚を足首の前にかけ、ヒザを曲げる。
2:ヒザを伸ばし、下の脚の力で持ち上げる。背すじはまっすぐ伸ばし、上半身の姿勢はキープしたまま行うことがポイント。ヒザがまっすぐになったら元に戻す。
本書では、このほかに多くのエクササイズが収載されているが、全部をやる必要はなく、10分で終わる「パパっとずぼら」、15〜20分かかる「ゆっくりずぼら」のどちらかのコースを選び、それだけ励めばOK。ストレッチ体操(5分)もあるが、あくまでもプラスアルファで必須のものではない。
週1回10分でも、「続かないのでは?」と不安な人は、どれか1種目を1回だけやってみるとよい。その1回をやるために、エクササイズの姿勢になればしめたもので、2回、3回…と続行する気持ちがわき、やがて習慣化する。また、本書では、筋トレ効果をアップさせる食事に関しても、アドバイスやレシピに1章を割いている。トレーニングと並行して、できるものから取り入れるとよいだろう。
比嘉一雄プロフィール
1983年、福岡県生まれ。早稲田大学スポーツ科学部卒業。「CALADA LAB.」代表取締役社長で、東京大学大学院博士課程に在籍し、石井直方研究室にて筋生理学を学ぶ。月間200本以上のパーソナルセッションをこなしながら、さまざまな執筆やセミナー活動を行う。
公式ブログ:ボディメイクをシンプルに
画像提供:枻出版社
文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。
※記事内のデータ等については取材時のものです。