インスタグラムで「筋トレ女子」が流行のキーワードとなるなど、ヨガやピラティスよりも筋トレに関心を持つ女性が増えている。ただ、「毎日コツコツとストイックに鍛錬するのは、しんどそう」という気持ちから、最初の一歩が踏み出せない人も多いようだ。
著名なパーソナルトレーナーで、何冊かの筋トレ関連著書もある比嘉一雄氏は、「マッチョ体型になりたければ別ですが、引き締めるだけなら週1回のトレーニングでOKです」と話す。しかも、器具は不要、1回10分のトレーニングを続けるだけで、数週間で身体に変化が見えてくるというから、これは実践しない手はない。
比嘉氏が監修したムック『女子のためのずぼら筋トレ』(エイ出版社)では、多忙だったり、面倒に感じたりで、筋トレができない女性向けに「ずぼら筋トレ」のやり方が解説されている。幾つか紹介してみよう。
■「への字をつくればくびれができる」(8回×2セット 強化部分:おなかの腹斜筋)
1:横向きに寝て、下側のヒジを床につき、上の脚を前方に出してバランスを取る。上側の手は下側のわき腹を押さえておく。
2:腰を持ち上げて、体がへの字になるように下のわき腹を曲げる。このとき前後にバランスを崩さないよう注意。
■ヒジで壁を押すだけで美しい背中に!」(15回×2セット 強化部分:背中の広背筋)
1:両脚を揃えて壁に寄りかかって立ち、背中からお尻にかけて壁につける。両ひじを曲げて壁につけたらスタート姿勢。
2:ヒジで壁を押すようにして壁に寄りかかっていた体を離す。このときヒジを押す力で体を離すようにすること。お腹に力は入れない。