逆に、幸せを得るために占いを活用する第一のポイントは、「占われ上手」になることだという。「占われ上手」とは聞きなれない言葉だが、以下3つの心の持ち方で占いを受けることを指す。
◎その1:「気付いていないことがある」という前提で占いを受ける
星占い師やタロット占い師は、人が持っている資質や才能を読み解くことが上手であることを、「占われ上手」は知っている。
そこで、「占われ上手」は、占いを単なる未来予想でなく、自分がまだ気付かない可能性や思い込みを知るために活用している。
◎その2:「どうなりたいか」を具体化するために占いを受ける
望む自分になったり、欲しいものを引き寄せるには、漠然とそう思うのでなく、より具体的なビジョンとして描くことが重要。
「占われ上手」は、占いには無意識の下にある「本当に欲しいもの」を言葉にしてくれる力があることを知っており、夢の現実化をスピードアップさせるツールであると心得ている。
◎その3:占いの結果を良し悪しでなく「必要なこと」として受け入れる
占いの結果が「良かった」、「悪かった」で一喜一憂するのではなく、運命の次のステージに備えるためのデータととらえるのが、占いをうまく活用するコツ。
「占われ上手」は、良い結果も悪い結果も「今の私が聞いておいて良かったメッセージ」として、受け止めることが上手。
本書でかげした氏は、「占われ上手」になることで、幸せをどんどん呼び寄せるノウハウも提供している。占いを人生の味方につけたい方には、本書はおすすめの一冊である。
協力/かげした真由子
タロット占い師・心理セラピストとして、のべ1万4千件の鑑定実績を持つ。当てるだけではなく、その人が持って生まれた可能性を占いで引き出すことで、現状を変化させ未来を切り開くタロットセッションで評判が高い。「占いを予知にとどめず、未来を選び直す機会とせよ」がモットー。
公式サイト:Future Creation base
ブログ:かげした真由子の心理タロットと星読み
文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。
※記事内のデータ等については取材時のものです。