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10年で3000万円貯めた「脱力系ミニマリスト」が指南するお金の貯まる節約術

2018.01.03

自宅のものを極限まで減らして生活する人を意味する「ミニマリスト」という言葉が、ちょっと前に流行した。当初は「変わり者のライフスタイル」と見る向きもあったが、今では市民権を得て、「プチミニマリスト」になった人も多いと聞く。

子育てや震災をきっかけに、ミニマリストデビューをはたした森秋子氏も、そのひとり。ブログ『ミニマリストになりたい秋子のブログ』は、月間150万人が閲覧する人気ブログになり、著書『脱力系ミニマリスト生活』(KADOKAWA)も刊行されるなど、多くの人の共感を得ている。

ミニマリスト生活の原動力のひとつが、「貯金と自由時間を増やしたい」という欲望。実際、生活がミニマルになるごとに、どんどん貯金が溜まりだし、家事の時間も劇的に減ったという。

なんと現在貯金は3000万円。「モノを持たない」ということは、お財布にも効果的なのだ。

今回は秋子氏に、『@DIME』の多くの読者が関心をもっている、(日々のこまごまとした節約ではなく、根本からお金を使わなくなれる)ミニマリスト的な節約術をいくつか教えていただいた。


秋子氏のミニマリズムは非常にユニーク。例えば家キャンプ。ベッドの上にポップアップテント張って寝てしまう。冬はぽかぽかで快適に過ごせる。(Photo/Takeshi Ito)

「カウントしない買い物」を減らす

秋子氏によると、「『カウントしない買い物』に気をつけるべきです。特にたいていのものが揃っているショッピングモールでは要注意」。

『カウントしない買い物』とは、とても安くて、買ったうちに入らないと考えてしまう、『必需品ではないけれど買いやすいもの』。特に100円ショップや、買いやすいファストファッションなどは要注意。便利グッズやプラスチック製の小物、なんとなく買ってしまう缶コーヒーやコンビニのスナックなどもなども、これにあたる。

「『カウントしない買い物』をする習慣が身につくと、買うことに関して無感覚になって、出費が増える原因になります」

こういう形での無駄づかいを避けるには、「なんとなく」お店に入らないのが、一番簡単でストレスにならない方法だとも。

「お店はPOPや商品の並べ方など、欲望を刺激する技術が集約されている場所です。一旦に入ってしまうと、買わないために強い意志が必要になります。『そもそも入らない』だけで、無駄なストレスが減ります。やめてみると、意外に『買い物』自体に疲弊していたことに気付けますよ」

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