発表会では、総額1000万円オーバーのマークレビンソン+JBLのスピーカーという超ハイエンドオーディオのシステムで、「KANN」を起動するデモが行われた。そこでは、ライン出力で据え置きのオーディオとしても使えるバイタリティをいかんなく発揮し、「KANN」のハイクオリティサウンドの実力が証明された。
また、音楽評論家の小野島大氏とサニーデイ・サービスの曽我部恵一氏によるトークセッションも開催。「KANN」の音について「色づきが全然ないサウンド」(曽我部恵一氏)と語るなど、目指すサウンドはアーティストから早くも熱い支持を獲得しているようだ。
取材・文/折原 一也
PC系版元の編集職を経て2004年に独立。オーディオ・ビジュアルをメインフィールドとし、デジタル機器全般の製品記事を手がける。2009年より音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員。
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