国内空港で鉄道やモノレール・新交通などが空港内に乗り入れているのは11空港(羽田・成田・伊丹・関西・神戸・新千歳・仙台・福岡・宮崎・那覇)。その中でも地方空港としては珍しいのが、JRが乗り入れている宮崎空港駅。筆者は全11空港の中で最も本数が少ない宮崎空港駅から宮崎駅まで鉄道を利用してきた。宮崎駅まではわずか10分前後の乗車時間で到着する。宮崎空港に鉄道が乗り入れていることはあまり知られていないが、上手に活用することで移動の時間も短縮することができる。
宮崎空港駅は今から21年前の1996年に開業した。JR日南線の田吉駅から1.4キロをJR宮崎空港線として新たな線路と駅を設置して誕生した。空港ターミナル内1階の到着ロビーから出発便のチェックインカウンターの前を通り、一旦外に出て、そのままエスカレーターで上がった2階が宮崎空港駅の改札口とホームになる。雨が降っていても濡れずに行けるのは便利だ。ただ、発車の10分前くらいまで改札を開始しないので、発車時間を確認し、改札が開始されるまでは空港ターミナル内で待っていた方が楽である。
空港ターミナルに隣接する形で宮崎空港駅がある。改札口とホームは2階