小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ビギナーにもベテランにもおすすめしたいシトロエンのコンパクトカー『C3』

2018.01.02

■商品として魅力的か? ★★★★★(★5つが最高点)

 機械としては改良が望まれる点がいくつかあるが、それらを差し引いても『C3』は魅力にあふれている。まず、7色用意されたボディーカラーが『C3』のカタチによく似合っている。黒を除けばいずれもはっきりとした明るい色なのもコンパクトカーらしくていい。淡い紫というか藤色の「サーブル」や薄緑色の「アーモンドグリーン」などの中間色も個性的で好ましい。

 コンパクトなクルマなのだから、大きなクルマと同じようなモノトーンやメタリックの強過ぎる色で気取ったって始まらない。小さなクルマは元気良く、ハッキリした色だと、見ているこっちも清々しくなってくる。小さなクルマほどボディカラーの果たす役割は大きくなってくるから、色は大切だ。担当者のセンスがモノを言う。

 軽度の接触からボディを傷から守るという、ドア下部のエアバンプも面白いアイデアだし、デザイン的なアクセントにもなっている。コンパクトカーはリソースが限られているので、漫然と何も考えずに造っていたら、変わり映えのしないクルマしか生まれてこない。

「でも、何か工夫することによって魅力をアピールできるのではないか? 何か新しいことをしないとダメだ! カネは掛けられないけど、アタマを使え! 考えろ!考えろ!」

 おそらく、『C3』の開発陣にはそうした意識を強く抱いてこのクルマをまとめ上げていったのではないだろうか? その意識は車内にも強く及んでいる。エアバンプを反復させたような凹凸を施したデザインのドアパネルや赤いアクセントなどは珍しくないけれども、ドアハンドルをクラシックなスーツケースのそれに見立てて仕上げたアイデアには舌を巻いてしまった。

 唐突な感じがしないでもないが、「旅をモチーフとしています。ドライバーを心踊るツーリングへと誘うでしょう」と畳み掛けられてしまっては、こちらもソノ気になってしまう。『C3』は「人と荷物を載せて、走って、曲がって、止まる」という、これまでクルマに求められて来た機械的な価値以上のものを提供しようとしている。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。