加えて、現在の飛行位置がわかるフライトマップも好きなときに確認できるのだ。そして、出発前の機内安全ビデオも同社オリジナルで、かつては忍者を使った「スターフライヤー忍者」が注目を集めたが、今は「STARFLYER JAZZ Lounge」と題し、ジャズラウンジを機内に見立てたシチュエーションになっており、スターフライヤーのホームページからも動画を見ることができるのだ。機内での液晶モニターは搭乗時に希望者に配られるイヤホンを使うことになるが、イヤホンが耳に合わない人にはヘッドフォン、そしてご自身のヘッドフォンを使いたい人には飛行機用のイヤホン差し込み口(2ピン)からご自身のヘッドフォンを使用できる差し込み口(1ピン)に変換可能なアダプタを貸し出してくれる。
ジャズラウンジを機内に見立てた機内安全ビデオはつい見入ってしまう
通常のイヤホンが合わない人向けにヘッドフォンや自分のヘッドフォンが使える変換アダプタを借りることができる
そして、筆者が実際に利用して特に便利に感じたのはUSBポートが全席に装着されていることだ。液晶モニターの横もしくは下にあり、機内でiPhoneなどのスマートフォンが簡単に充電できるようになっている。ここで驚いたのがiPhoneとandroid対応のUSBケーブルも機内で貸し出しているというのだ。充電ケーブルを持っていない時でも借りることで、スマートフォンの充電が可能となる。加えて、ひざ裏付近にはシート電源もあるので、ノートパソコンの充電も可能だ。しかし、機内では圧倒的にUSBポートを使っている人が多かった。フルサービスキャリアの国際線ではUSBポートは当たり前になってきているが、飛行時間の短い国内線でもUSBポートがあることは、思っていた以上に便利だった。
全席にUSBポートが完備され、USBケーブルがなくても機内で借りれる