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軽とは思えない上級機能と装備を携えて進化したホンダの新型『N-BOX』

2018.01.01

後席の広さは圧巻だ。身長172cmの筆者のドライビングポジションの背後に着座すれば、頭上に26cmは先代同等だが、ひざ回り空間は最小24.5cm、最大45cmもあり、先代より10~20mm広がっている。特にひざ回り空間はステップワゴンの2列目席よりずっと余裕があるのだから、これまたすごい。

ラゲッジの使い勝手もなかなかだ。先代N-BOXは途中から構成5:5分割スライド機構を採用したものの、おかげでラゲッジの開口部地上高が非後席5:5分割スライドモデルの48cmから54.5cmまで高まってしまった経緯がある。そこで新型では、全車後席5:5分割スライド機構を採用しつつ、ラゲッジの開口部地上高を48cmまで低めている。おかげで後席を格納したときの拡大ラゲッジフロアのスロープ角度は大きくなってしまったものの、自転車などの重い荷物の積載性は向上している。

 

さて、ここで試乗した“犬顔”の標準車、NAモデルの運転席に座ってみると、アウトホイールメーターによるメーターの見やすさ、極細化されたAピラー(先代の82mm径から55mm径に)による、死角になりやすい斜め前方の視界の良さ、アコードのフレームを使ったシートの上級感あるかけ心地に満足しきり。

 

走りだしてまたまた驚かされるのが、NAエンジンの動力性能と静粛性、14インチタイヤを履く乗り心地の良さだった。

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