■ビュッフェの基本的なお作法
そこで、船田さんは、ビュッフェスタイルのパーティーなどで守りたい基本マナーを次のように挙げる。
1.知り合い同士で固まりすぎず、さまざまな人と交流する
2.会話を楽しむ(事前に話のネタの準備が必要)
3.ゲストスピーチや主催者の話の際には、騒がずに静かにしっかりと聞く
4.きれいに飲食する
5.常に360度見られている意識をもって品格ある振る舞いをする
基本的に広くできるだけ多くの出席者と交流をして会話を楽しむのをメインとする。そして常に、周りから見られている意識で行動し、食事もきれいに行うのを心がけるのがポイントといえそうだ。
■意外と知らないビュッフェのマナー違反
次に、ビュッフェスタイルのパーティーで無意識、もしくはよかれと思って多くの人がやってしまっているマナー違反の行動を船田さんに教えてもらった。いずれも、日本人が犯しがちなマナー違反だそうで、海外では、受け入れられないことが多いものだという。
1.メインダイニング入りしてすぐに自分の席を確保し、体調不良の方のことも考えずに終始椅子に腰かけて過ごす。(立食の場合は、椅子を占領しないことがマナー)
2.ビュッフェ台の近くで知り合いなどと話し込み、料理やドリンクを取ろうとしている人の邪魔になっている。
3.知り合いの人や気の合う人としか会話をしない。
4.人から話しかけられないと、自分から挨拶もしない。
5.お皿に山盛りに料理を盛り過ぎて、品がない。
6.自分の仕事の売込みばかりをする。
7.酔ってしまい、騒ぎすぎて、主催者や主賓のスピーチを聞いていない。
8.帰り際、主催者や主賓、お世話になった方、楽しい時間を過ごさせてくれた周囲の方々にお礼を述べずに帰る。
9.食べることが目的ではないのに、料理の品数やお味などが期待以下だとクレームを言う。
10.会の品格を考えず、仕事帰りのビジネススタイルの装いで参加する。