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【Raspberry Pi 3入門】拡張ボードで目指せ高音質!BNC出力対応『Digi+Pro』を試す

2017.12.29

■やっぱりBNC接続の方が音が良かった〜

ようやく認識された『Digi+ Pro』とBNC接続したリファレンスDACの音は一味違う。まず音が鮮明でエッジが立っている。特に高域に違いが出る。ボーカルに芯があって、音像定位もより明確だ。これをMac mini のUSB接続に変更すると、中低域に厚みがあって、なめらかな音の傾向になる。やはり、鮮度の高い音の方がいい。それでは気になるLATOC『RAL-NWT01』と比較するとどうだろう。まずNWT01はS/N感がいい。中高域が鮮明な音でクッキリしているが、エッジが立つのではなく落ち着いた音だ。どちらもMac miniに接続した時より高音質なのだが、『Digi+ Pro』とは音色の傾向が違う。

原因はやはり『Digi+ Pro』がケースレスで裸なのが原因か。また、『Digi+ Pro』は外部から3.3Vの電源を供給すると音が段違いに良くなるというWebの書き込みもある。海上さんもラズパイ3のUSB電源の位置はよろしくないと言っていた。とりあえず、アルミケースに収めてみようと思い、ラズパイ単体用の背の高いケースをゲットしたが、残念ながらBNC端子の背が高すぎて収まらなかった。RCAだけなら入るのだが、ということでまだまだ悩みは尽きないラズパイ生活である。


オヤイデのBNCケーブルを使うと端子が重量級でラズパイ3を固定できない。


アルミケースに入れる計画はあえなく挫折した。

写真・文/ゴン川野

オーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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