小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

フルレンジにスーパーツイーターを加えるとどうなる?FOSTEX大人の実験室に潜入

2017.12.25

■フルレンジにスーパーツイーターを加えるとどうなるのか?

限定生産の『FE108-Sol』はメカニカル2Wayセンターキャップを採用して、高域の再生限界を35kHzまで伸ばしている。可試聴範囲の20kHzを余裕で超えているのでツイーターは不要である。しかし、ここにあえてスーパーツイーターを加えるのが、次の実験だ。使ったのはFOSTEX『T90A』(2万3000円)である。再生周波数帯域は5kHz〜35kHzなので高域が伸びるわけではない。能率は106dBもあるためこのまま使うと『FE108-Sol』の90dBとはバランスがとれなくなることが予想される。通常であればコンデンサーとコイルを使ってネットワークを作り推奨クロスオーバー周波数で6dBか12dBでフルレンジのハイとスーパーツイーターのローをカットする。

しかし、今回は音の鮮度を大切にするためコンデンサー1発でスーパーツイーターを接続する。この方法はフルレンジ+スーパーツイーターではよく使われる方法である。試聴の結果、選ばれたコンデンサーの容量は0.47μFだという。計算上のクロスオーバーは4.2kHzとかなり高くなる。まあ理屈はともかく音を聴いてみよう。スーパーツイーターが接続されると音像がその高さまでスッと上がる。高域の抜けが良くなるのだがレンジ感や音圧に変化はない。今度はスーパーツイーターだけを鳴らしてみる。すると蚊の鳴くような音しか出ていないことが分かる。これであんなに音楽の印象が変わるとはにわかには信じがたい。ホーン型が得意として金管の音、シンバルのアタック感や音色はありとなしではかなり変わってくる。乙訓さん曰く、入れなくてもいいが、一度入れると外せなくなる。それがスーパーツイーターだという。


ホーンスーパーツイーター『T90A』(2万3000円)をコンデンサー1発で接続して高域の変化を聴いた。


スーパーツイーターのありなしの音の変化を比べるためにツイーターユニットを伏せたところ。実験しているのはXperience代表の荒谷正司さん。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。