■ロシアンバーチサブバッフルを採用したBearHorn『BW-88Sol』
高域特性に優れた8cmユニットと低域再生が得意な10cmユニットのいいとこ取りを狙ったのが、8.5cmユニットで10cmよりも小さなエンクロージャーで再生できるというメリットもある。これを生かした専用設計のバックロードホーンキットがBearHorn『BW-88Sol』(http://bearhorn.jp)予価4万5000円(税込)である。フロントサブバッフルに一般的な合板の3倍以上の強度を持つ厚さ15mmのロシアンバーチを採用して、ユニットからの不要な振動を抑え『BW-88Sol』の高解像度の音を引き出す工夫がされている。サイズは幅160×高さ750×奥行き270mmとフォステクスの指定箱に近い。指定箱はホーン開口部ば下向きになるという特殊な設計だが、こちらは一般的なバックロードホーンで正面に開口部があるタイプ。
強度の高いロシアンバーチのサブバッフルを加えて不要な振動を抑える。
吸音材は厚みのあるフェルトが内部4ヵ所に使われ、音道開口部はスポンジと2種類が付属。
接合部をツライチにしたいなら接着した板を固定するためのハタ金を使いたい。締め付けると板にキズが付く恐れがあるので面積の広い板などを挟むとよい。