コーヒーや紅茶に甘みを加えたいとき、あなたはどんなものを入れているだろうか? 角砂糖や黒砂糖、蜂蜜など、人それぞれ好みがあるだろう。実は砂糖には多くの種類があり、ダイエットや美肌の美容効果を考える場合には、その選び方がポイントになるのだ。そこで、専門家の意見と共に、美容に良い砂糖の種類と選び方を見ていこう。
■砂糖にはこんなに種類がある!その特徴を知ろう
砂糖といっても、白砂糖や黒糖、氷砂糖など、様々な種類がある。また、甘味料としては蜂蜜もよく使われる。それぞれどんな栄養や特徴があるのだろうか? 栄養士で美容食インストラクターの諏訪淳子さんに伺った。
「砂糖の原料は大きく二つで、北の寒い地域原産の甜菜(ビート)と南の暖かい地域原産のサトウキビがあります。砂糖の種類は、作り方により、こちらも大きく二つに分かれ、分蜜糖(ぶんみつとう)と含蜜糖(がんみつとう)があります」
●分蜜糖(原料の液から、ショ糖の結晶を精蜜と分離させたもの)
●含蜜糖(原料の液から、分離させずにそのまま煮沸濃縮したもの)
●その他の甘味
■メープルシロップ
原材料:サトウカエデの樹液
「カルシウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが豊富で、63種類のポリフェノール が含まれ、抗酸化物質の宝庫。さらに糖を脂肪として身体に溜めにくいため低GI食品で、他の多くの砂糖と比べるとカロリーが低く、その差は100kcal以上あるため、ダイエットに効果的です。砂糖の代用となり和食を中心にお料理に活用できます。独特の風味を生かし、スイーツやドリンク、ヨーグルトなどにもおすすめです」
■蜂蜜
原材料:花の蜜(花蜜)
「純粋蜂蜜は抗菌・抗炎症作用を持ち、昔から細菌感染症や口内炎などの治療に使用されてきました。低量ですが、様々なミネラルを含みます。蜂蜜も同じく料理やお菓子作りなど幅広く使えます」