『椿油のすごい力』では、「白髪にも、毛根への栄養の届き具合、それを大きく左右する毛穴の汚れは関係がある」とされ、白髪の予防にも効果が期待できそうである。またフケやくせ毛も減るとのこと。副作用もなくコスパもよいので、髪の健康を気にする方は、以下の要領で実践してみよう。
椿油による頭皮皮脂落としの手順
1. 入浴直前に適量の椿油を取り皿にとっておく。髪のボリュームにもよるが、大半の男性はティースプーン1杯あれば十分。
2. くしや指で髪に分け目をつくる。
3. 椿油を指先につけ、分け目にそって頭皮に塗るかんじで指先をはわせる。髪の生え方に逆らって下から上へと指を動かすと、椿油が毛穴に入りやすくなる。
4. 身体を洗うなどして、5分間頭をいじらないでおく。
5. いつもどおりシャンプーをして洗い流す。フケが気になる体質であれば、シャンプー後のリンスは不要。
頭皮にまんべんなくつけようと意識すると、ついついつけすぎてしまい、シャンプーで二度洗いしてもべっとり感がとれなくなるし、コスパも落ちる。
たくさんつけるのでなく、シャンプーまで5分間待つことに留意する。即効性はないかもしれないが、習慣づければきっと効果が見えてくるはずである。
参考図書/『椿油のすごい力』(佐光紀子著/PHP研究所)
文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。
構成/メンズビューティー編集部