■連載/メンズビューティー通信
実はまったく違うもの!? シリコンとシリコーンの違いって知ってる?
最近話題のノンシリコン。シャンプーやコンディショナーなどで、よく耳にしますよね。でも、実はシリコンとシリコーンってまったく別のものって知ってました?
原料は同じだけど、シリコンは金属、シリコーンは化合物
シリコンとシリコーンの原料は、地球上でいちばん資源量が多いとされる二酸化ケイ素。
二酸化ケイ素っていうと難しそうだけど、最近、美容にいいとされるミネラルウォーターに入っているシリカとか水晶も、ケイ素原子と酸素が化学反応してできたもので、同じ成分なんです。
で、シリコンというのは、二酸化ケイ素から酸素を取ってケイ素だけにしたもので、金属ケイ素のこと。
対して、シリコーンというのは、金属ケイ素に有機化合物を結合させた化合物で、化粧品に用いられるシリコンは、シリコーンオイルというとろみのある油をさします。
長所と短所を理解して使い分けるのが、違いの分かる大人の男
シリコーンオイルを塗ると、水や汗をはじくので、ウォータープルーフのファンデーションや日焼け止めにも使用されたりしています。べたつかず、さらさらとすべりの良い状態になるので、使用感向上のためにスキンケア製品に使用されることも…。
シャンプーやコンディショナーの場合だと、髪をコーティングするので滑りが良くなったり、キューティクルの剥がれや切れ毛予防できることから、ダメージケアの成分として使われることが多くなっています。