JR東海373系ホームライナーの絵入りヘッドマーク。以前は文字のみだった。
国鉄時代に登場したホームライナーの多くは、特急格上げなどで姿を消したが、JR東海に関しては、現在も多くのエリアでサービスを継続している。中でも沼津18時31分発の〈ホームライナー浜松3号〉浜松行きは、5号と並び“日本最長距離のホームライナー”であるほか、3号に限り“オマケ”もつく。
“帰宅の足”と“旅人の足”を兼ねた〈ホームライナー浜松3号〉浜松行きを御案内しよう。
■JR東海独自の乗車整理券
JR東日本東北本線小金井13時48分発の普通列車沼津行きが、東海道本線とJR東海エリアに直通し、終点に到着したのは17時45分。この列車の4・5号車は2階建てグリーン車が連結されており、〈ホームライナー浜松3号〉浜松行きに乗り換えると、リクライニングシートの快適な旅を持続できる。
〈ホームライナー浜松3号〉浜松行きの乗車に必要な乗車整理券320円は、ホームや駅の券売機で購入できる。購入後はホームの立ち食いそば屋で食事ができるほか、青春18きっぷや途中下車可能な普通乗車券に限り、一旦改札を出てコンビニで弁当などを買うこともできる。
18時27分、2番線に〈ホームライナー浜松3号〉浜松行きが入線。車両は373系特急形電車で、特急から普通列車まで幅広く運用されているユーティリティープレーヤーだ。1995年10月1日にデビューしてから、早いもので22年たつ。